ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

2017年紅白歌合戦

 

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===20180103======

年末は何年かぶりに紅白歌合戦を見てしまいました。ふだんテレビはBSで時代劇(鬼平)と懐かし歌番組しか見ないので、知らない人がたくさん出てきて興味深かった!心の琴線に触れた歌手/グループは:

 

Little Glee Monster

とっても歌が上手いな~と思ってあとでwikiったら、やっぱり、歌唱力で選ばれて結成したグループだった!

 

E-girls

明るい歌で、ダンスは上手いしカラフルな衣装が一人一人違って、見る人を元気にしてくれたね!踊りのスケールが大きくて動きもすばらしい須田アンナちゃんがやっぱりダンス筆頭のポジションで踊っていたし、その対のポジションで踊っていた背の高い子(たぶん佐藤なんとかちゃん)にも納得。小柄でダンスがスゴい二人もきっちりフィーチャーされていた(ひとりはスダンナユズユリーのメンバーですね)。異性に変に媚びない、健康的な歌唱とダンスで、老若男女みんなが安心して楽しめるコンテンツでした。

 

SHISHAMO

若い女子がこんなに上手に演奏する、いまの若い人たちの音楽能力は素晴らしいね!歌は、私の年代からすれば懐かしさのあるメロディーでしたが、テンポの速さがちがうし(速い!)、若い人たちにとっては新鮮なメロディーなのかもしれませんね。

 

丘みどり

ちょっと見ただけで声の質と表現力に引っ張られた!歌唱力が問われる演歌に若手がどんどん台頭してきて、今世紀の演歌の一層の飛躍を予感させられた!演歌は日本の最強コンテンツのひとつだ。

 

三浦大知

ダンスと笑顔が良くて、あとでwikiったら、オールラウンドな才能をもつ人なんだね!

 

水森かおり

小林幸子ラスボスによる大晦日のエンターテインメントの継承者として、あと数年やり続けたらしっかり板について、年末の風物詩の2代目になる予感がしました。ラスボスの時代から、もはや歌のメロディーや歌詞は頭に入らず、ただただビジュアルがどう展開していくかにしか目に入らないものでしたが、今回も、ダンスの人たちに目を奪われるうちに、大掛かりな衣装(装置)がみるみる展開して、めでたいエンディングに!それに手を合わせた森三中の黒沢さんはサスガだ!

小林幸子さんは、浅ヤンのときから、お客さんが喜ぶならと、いろいろな企画に真摯に取り組む、覚悟と矜持を持った真のエンターテイナーだなぁと思って見ていました。ネット社会&その先へとますます巨大化されることを期待してやみません。

 

郷 ひろみ:

NHK的には荻野目ちゃんが前日他局にとられてしまったのかはわかりませんが、バブリーダンスのみなさんの勢いを受けとめつつステージをまとめ上げられる実力者は郷さんの他にそういないのではないでしょうか。新年へのページをめくる吉祥のシャウト「ジャピャーン!」が有難く耳に響きました。

 

Perfume

彼女たち3人の存在、音楽、照明が総合的に作りだす、現代日本的なコンテンツ。将来的には歌舞伎などに勝るとも劣らないような、日本の総合芸術になる予感がいつもしています。

 

X JAPAN

こちらも、日本の総合芸術になる予感がプンプンします。そもそも皆さんのルックスと演奏アクションがすでに歌舞伎者(かぶきもの)だし、日本以外の地球上に絶対ない世界感の音楽。新しい日本の伝統芸術が生まれるに違いありません。

 

PerfumeX JAPANも、メンバーの方々が健康でいる限り続けてほしいですし、いつかメンバーが代替わりしても、新メンバーが、その確固たる様式美を継承し発展させていけるならば、その時に、歌舞伎のように総合伝統芸術になるでしょう、という予感があり、そのように期待をさせていただきます。

 

平井 堅:

平井堅さんの歌唱力は当然だが、ダンサーの方の動きが素晴らしく、自分の身体の動きを緻密&自在にコントロールする、人体操作の重要性を感じました。

 

星野源

こういう雰囲気で、こういう歌を歌って、俳優業もしている人がいたな~と思って見ていたら、あぁ、堺正章さんだ!と思いました。堺正章さんのエンターテインメントの継承者という感じがしました。曲も、優しさがあってシンプルながらもサビのコードが凝っていたりと、現代的ないい曲だなぁと思いました。

 

Superfly:

世の中には、歌声で世間様からお金をもらえる稀有な人がいますが、この人がまさにそうですね!暖かみのある声質や、伸びやかな歌唱力に加えて、圧倒的な表現力で聴かせてしまいます。

 

石川さゆり

1コーラス目のピアノだけの伴奏で、演歌の深さと広さを深く感じました。雪が舞う、荒涼とした雪景色、冬の海の光景が浮かんでくるピアノアレンジをバックに、大歌手石川さゆりの静謐な歌声が響きわたる。日本の歌の真髄。 

素人なのでよくわかりませんが、もとの編曲がドミナントでゴロッと展開させるところを「m7」にするなど、「m7」にリハーモナイズした箇所が何か所かあった気がします。「m7(ドリアンモードやフリジアンモード)」にすることで、ドミナントよりも控えめな展開にして、人の心のぬくもりを感じさせる、凍てつく寒さの中でも心の中に灯が燃えている、日本の冬の雰囲気がしみじみと表現されたような気がしました。また、サビの「〽津軽海峡~」のところは、ハーフディミニッシュコードをフルに鳴らさずに、あえてベース音だけにとどめて、石川さゆりさんの歌声そのものを堪能してもらって、2コーラス目のフルオーケストラ伴奏へ劇的につなぐように考えたのかなぁ、とピアニストの方の意図を素人考えで想像しながら楽しく見ました。

 

他に心に残ったのは:

 ウッチャンが欽ちゃんの後継者なのかも、と感じた。

 安室ちゃんの衣装や照明の当て方によって、安室ちゃんが芸能界という現世からあの世に行ってしまうような印象を作りだしたことにより、安室ちゃんを神格化させて引退後もその価値を維持する、という企図というかビジネスセンスが素晴らしい。

 都倉俊一先生が「蛍の光」のエンディングのコードを凝って自分の音楽性の存在感を出そうとしたかな?

 大歌手石川さゆりさんの、津軽海峡だけに海をテーマにした衣装。着物がスゴイし髪飾りのサンゴが本物だろうから、だったらお値段いくら???と下世話に値踏みをしてしまった!歌唱力は言うまでもなく、衣装などを含めて、自分が身を置く音楽ジャンルを代表する、総合的に高次元のエンターテインメントを提供する役目を果たすという、大物歌手の重責を感じました。

 紅白をいちはやく卒業して後進たちに道を譲った北島三郎大御所の功績を感じた。大御所の卒業によって、紅白の価値が良い意味で下がって、絶対的なものではなくなったので、NHKにとっても、出場歌手にとっても、いい意味で自然体でやれるようになったのではないか。

 

なんてことを感じながら楽しく見ました。

 

 

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