京都新聞の記事:
ボルト氏も敬意、108歳スプリンター死去 ギネス認定宮崎さん : 京都新聞
この方、有名でしたよね。 たしか、高齢と身体の健康の研究で、京都大学に協力していた方だったのではと思います。
明治生まれで、第二次大戦前後の大変な時代、戦後の高度成長、バブル崩壊、日本経済低迷と、100年以上を生き抜かれた。
そして、陸上に本格的に取り組んだのは、90歳を過ぎてからだそうで、年齢別の世界新記録を記録したり、ギネスに登録されたり。 有名人になった。
歴史の激変の中でサーヴァイヴして、社会的な務めを全うされたあと、老後になって、心身の健康にプラスになる趣味を、前向きに楽しまれた。 この上もない、大往生。 私も、宮崎さんのような人生を送りたい。
宮崎さんが、2015年に打ち立てた世界記録は、100メートル42秒台。 現役の職業アスリートたちの記録は9秒台。 記録がすべての、勝負の世界のスポーツでさえも、宮崎さんの42秒台を「遅い」とか、「手足の動かし方がどうだこうだ」とか、「90歳にもなって始めるなんて」とか言うアスリートは、一人もいないだろう(そんな人がいるとしたら、全人類から石つぶてを投げられるだろう)。
大人の楽器演奏といった、大人になってからの趣味と心身の健康について、深い示唆を与えてくれる。
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