おんがくの彼岸(ひがん)

「出すぎた杭」の大人ピアノならではの自由と醍醐味(だいごみ)を楽しむtokyotoadのブログ

「知る」の意味を知らなかった

 

以下は、20210727にアメブロに書いた記事:

 

いままで「知る」、「知っている」の意味を知らなかった!ということがわかりました。

 

鍵盤でとあるポップスの曲のコード進行を押さえている時に、「即興演奏をする際には○○を知っている必要がある」と言われる意味が、はじめてわかりました。

 

とくに、ピアノの鍵盤程度の粗い絶対音感を持っていたとしても、50代前後から絶対音感はズレ始めるという説があり、実際に私はそうだったので、お粗末な絶対音感にすら頼ることができなくなると、音楽のいろいろな構成要素を知っていないと音楽を即興で作り上げるのが難しいんだなぁと悟りました。 

知っていれば、予測する助けになると思うからです。 知らないと、無知からくるミスタッチのリスクが上がるからです。

 

前述の○○については、そんなこと当然知ってるよ!と思っていたのですが、それは私の微笑ましいほどに無邪気であどけない幻想に過ぎなかったことが、還暦近くのこの年になって、はじめてわかりました。 

ほとんどのクラシックピアノレッスンで刻み込まれる「丸暗記のマークシート方式のマインドセット」のままでは音楽の入り口にも入れない、と思っていましたが、ほんとうにそうだと思いました。 

また、子どもの頃にいやいやながらクラシックピアノのレッスンに通っていた自分はそうでもない、と思っていたんだけど、無意識領域に深く刻み込まれていたのだ!と、その呪いの強力さに恐れおののいています。 

黄色い楽典の本を上っ面で丸暗記したって、音楽を知ったことには全然ならない。 

ほんとうの意味で音楽を知っているピアノの先生は、実に少ない(ほとんどのピアノ教師は、主婦(夫)や家事テツのバイトだから。じゃなきゃピアノ教師なんてやってないだろう)。 

 

ほんとうの意味で音楽を知っている人とは、その時と場のお客さんの雰囲気やお客さんの期待に合わせて、音楽文法にのっとり高度な音楽ボキャブラリーを自由自在に駆使して魔法のように見事な即興演奏を何十分もぶっ続けで行って、お客さんを満足させて「次のライブも聴きに行こう(=この人の演奏にお金を払おう)」と思わせることができる人です。 

このレベルにならなければ、音楽を生業にして食べていくことは非常に難しいでしょう。

 

tokyotoad=おんがくを楽しむピアニスト

 

もとの記事@アメブロ

「知る」の意味を知らなかった | おんがくの細道

 

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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。

 

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