おんがくの彼岸(ひがん)

「出すぎた杭」の大人ピアノならではの自由と醍醐味(だいごみ)を楽しむtokyotoadのブログ

クラシックピアノとジャズピアノの「練習」の違い

 

以下は、20210728にアメブロに書いた記事:

 

クラシックピアノは、【暗記+練習】、

ジャズピアノは、【研究+探求】が、

メインのアクティビティだと感じました。

 

だから、大学のジャズ研はジャズ研という名がついているんだ、と思う。 ジャズピアノを理科系の人たちがやる傾向があるのも、そういうことなんだ、と思う。

 

もちろん、ジャズピアノを【研究+探求】する前に、【暗記+練習】作業の避けられないステージがある。 

しかしながら、いつまでたっても【暗記+練習】ばかりで、その先の【研究+探求】ステージで活動しなければ、いつまでたってもできないままだ。

 

素人のジャズピアノ愛好家の演奏が、クラシックピアノ愛好家に比べて「下手」に聞こえる理由が、このあたりに有る。 

【研究+探求】アクティビティのほうが、【暗記+練習】アクティビティよりも、演奏中にはるかに脳に負荷がかかっているからだ。 

ジャズの即興演奏では、将棋や囲碁のように沢山の「手」を考えながら演奏している。 

この「手」が瞬時に頭に浮かばなかったり、複数の「手」のなかで迷ってしまうと、脳が躊躇して、その戸惑いが演奏に出てしまうので、「下手」に聞こえてしまうんだと思う。 

このような即興演奏をスラスラしているのが、プロの人たちだ。 

 

かつて参加したピアノ会で、「ジャズピアノ」を演奏した人がいた。 

クラシックピアノ出身のようで、クラシックっぽい音で、アドリブの部分を自信たっぷりにスラスラと完璧に弾いた。 

弾き終わったその人に聞いてみたら、ジャズピアノのレッスンを受けているというので、どのようなレッスンか?と聞いたら、 

次のレッスンまでに課題曲のアドリブパートを作って、それを先生に添削してもらい、その添削してもらった「アドリブ」をこうして演奏するのだ、と得意げに言った。 

それを聞いて私は、「それってジャズって言わないんじゃないんすか?」という言葉を呑み込んで、「そうですかぁ」とリアクションした。

 

tokyotoad=おんがくを楽しむピアニスト

 

もとの記事@アメブロ

「知る」の意味を知らなかった | おんがくの細道

 

==========

このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

★ピアノの先生/ブロガー/ユーチューバー/出版社/放送局などの方へ: このブログに記載されている内容を、レッスンや出版などの営利目的/非営利目的(レッスン等で使用・販売する教材、レッスンで教える内容、宣伝等のためのブログ記事での使用等を含む、営利目的につながる可能性のある使用)や非営利目的その他の目的のために、このブログの作者(原作者)であるtokyotoadへの事前の承諾なく無断で使用(複製・コピー・利用・転用・流用・編集・加工・出版・頒布・送信・アップロード・放送・発表等)することは、原作者の権利や人格を保護する著作権法に対する違反行為です。くれぐれもご注意ください。

↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。

 

tokyotoad