ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

クラシックピアノ的マインドセットからの脱却の難しさ

 

以下は、20210807にアメブロに書いた記事:

 

クラシックピアノ的マインドセットからの大転換は、わかっていてもなかなかできないものだ。 

 

旧ブログ(@はてなブログ)に書いたけど、京都や大阪の人が東京へやってきて東京語(今の標準語ではない)でなかなか話せない、というか、話す気持ちにならないのと、同じなんだよね。

 

クラシックピアノ的マインドセットの最たるものが、あることに対する病的な嫌悪なんだけど、それを捨て去ることが、なかなかできない。

 

でも、その病的な嫌悪感を捨て去って、自分を解放してあげないと、ジャズピアノはなかなか難しいんだなぁ、とわが身に照らして思う。

 

ジャズピアノとは、ジャズの文法とボキャブラリーを基礎にして、その場で即興演奏するピアノ演奏のことだ。 

作曲と演奏をリアルタイムで同時に行っていくことである。 

クラシックピアノとは脳の活動が全く異なる演奏である。 

 

上述の「あること」を、ここで具体的に書くことは控える。 

というのは、「あること」は、とあるアマチュアのジャズピアノ求道者の人の動画で、その人が言っていたことだからである。 

その動画で「あること」を聞いて私は大いに納得したのだが、ここでそれを書いてしまうと、万が一このブログを見たニセモノの先生たちに軽はずみにパクられる恐れがあるからである(真に本物の先生は、素人をパクるような卑しくサモシイことはしないよ)。 

そうされては、そのアマチュアの求道者さんに申し訳ないので、律儀な日本人の私は「あること」をここでは伏せて、自分の頭の中に閉まっておく。 

マチュアのジャズピアノ求道者さん、ありがとね、ター。 

(私は別にお人よしなカモではありませんよ。人に迷惑をかけないことが、めぐりめぐって自分に迷惑がかからないばかりか、めぐりめぐって自分の人生がどんどん良くなるってことを、今までの人生から実感しているから、律儀にするんです。 ちなみに、逆もまた真なりです。 人に平気で迷惑をかける人は、大きなストレスの下で焦燥感に追いかけられていて、どんどん苦しくなる人生を送っています。)

 

追記: 冒頭の内容についてだが、だからこそ、みうらじゅん氏はすごい。本物の文化人だ。 

 

tokyotoad=おんがくを楽しむピアニスト

 

もとの記事@アメブロ

クラシックピアノ的マインドセットからの脱却の難しさ | おんがくの細道

 

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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。

 

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