ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

再現芸術の演者/演奏者とは

 

以下は、20210824にアメブロに書いた記事

 

クラシック音楽に代表される「再現芸術」において、

演奏者は再現者であり、職人だ。 

再現芸術の演奏者は、芸術家にはなり得ない

 

職人の心構えが、千葉真一さんの言葉に表れている:

 

「台本を理解できない読解力のない俳優は絶対に大成しない。台本を何十回も読み込むことで、登場人物はどんな人間なのか? このシーンで人物は何を感じているのか? ……など、台本にはっきり書いていないことが理解できるようになるまで読み込め」

引用元は:この記事

 

俳優は職人だ。

 

作家や脚本家といった、神々のご神託である作品を、神々の意図のまま忠実に再現する

再現芸術の演者は、あくまでも職人。 

 

主役は、あくまでも、創造者(クリエイター)である神々です

 

これがね、職人の多くがね、プロの職人でさえも、

私が主役よ! 俺が主役だ!

になっちゃってる人が、けっこういるんだよね。

 

でも、彼らはクリエイター(神)じゃない。 再現するだけの単なる職人だから、

すぐに首をすげかえられるし、時とともに忘れられる。

 

これに対して、

 

創造者であり支配者であるクリエイター(神)は、

生み出した作品と自演の記録として、

永遠に存在し続ける。

 

 

千葉真一さんは、自らコンテンツの企画を立案し、それを制作して、自ら演じる、

本当の神であった。

 

 

tokyotoad=おんがくを楽しむピアニスト

 

もとの記事@アメブロ

再現芸術の演者/演奏者とは | おんがくの細道

 

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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。

 

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