以下は、20211108にアメブロに書いた記事:
一流のプロの人たちのアドリブ演奏を聴いてつくづく思うのは、
この人たちは脳の作りが違う! ということだ。
どんな分野の一流もそうだが、
一流のプロは、何といっても、
脳の作りが凡人レベルとは違う、と思う。
「脳の作り」というのは、残酷ながら、
努力して何とかなるものではない、と思う。
「脳の作り」とは、「センスの良し悪し」だと、私は考える。
一流のミュージシャンは、「テクニック + センス」だ。
テクニックや知識がスゴイ人は沢山いるが、
一流の人たちは、
テクニックと知識を統合して表現するセンスがズバ抜けている。
即興演奏や作編曲や、音の出し方や音色の調節のセンスが、人並みではない。
人の心をとらえる独自の世界観を持っていて、
それを作曲や演奏や音を通じて人の心に届ける力を持っている。
独自の世界観と伝える力は、何も音楽や芸術の分野に限ったことではない。
一般社会の仕事でも、その人のセンスの良し悪しが否応なく仕事の成果に出る。 だから、
一流のミュージシャンは、
仮に会社員の道に行ったとしても成功しているだろう、と思う。
もともと脳が優秀な(=センスがいい)人が、人並み以上の努力を続ければ、
どんなジャンルでも成功する。
テクニックと同じで、センスも磨けば光る。 ただし、
磨く元の原石の種類が、最終的に左右する。
ダイヤモンドの原石を磨くのか、
川原石を磨くのか。
仕事の業界や分野によって、
ダイヤモンドは、川原石で、
川原石は、ダイヤモンドかもしれない。
それぞれの分野にとってのダイヤモンドの原石を持っている人が、
それを磨ける環境に恵まれ、本人が時間を忘れて一心に磨き続ければ、
一流の存在になるのだろう。
tokyotoad = おんがくを楽しむピアニスト
もとの記事@アメブロ:
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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。
「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。
tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。
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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。
tokyotoad