ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

腑(ハラワタ)でわかる

 

以下は、20220309にアメブロに書いた記事:

 

 

今日、

もうずいぶんまえにPCに取り込んでおいてからもう長く忘れていた

アメリカのとある超一流の音楽家によるCD音源を

改めて聴いてみたら、

腑(ハラワタ)に響いて、 ようやく

その良さが、凄さがわかったよ!

聴きながら、涙がこぼれたよ。

よかった、まだ、自分の中の人間を失っていなかった!

 

PCに取り込んだ時点では、

ぜんぜんわかんなかった...

でもね、今日、改めて聴いてみたら、

ベーシスト、ホーン奏者...などのミュージシャンたちの奏でる

一見というか一聴して「好き勝手でハチャメチャ」に聞こえる音楽が、

恐ろしい物凄さで肚(ハラ)に響いたよ!

彼らの、「ハチャメチャ」に聞こえるサウンドの背後に、

幾星霜の流血の鍛錬と孤高の音楽探究の茨(いばら)の修業道が

今回、はっきり見えた。

肚(ハラ)に響くよ、響いたよ!

彼らが時おり上げる絶叫。

それを「野蛮」と笑う者たちの、真の動物的野蛮さよ!

 

音楽から生命力を奪ったのは、一体誰だ!?

 

これほど縦横無尽に、自由奔放に、

音楽を奏で放り投げられるほど、

音楽の実力の盤石な土台を有する

超一流ミュージシャンたちの

人生を賭けた、音のダンス。

 

このような音楽を聴いて感動できるようになったことは、

私の音楽の地力が着実についてきたことの、証しだ。

私の音楽の耳が開いてきたことの、証しだ!

 

 

tokyotoad=おんがくを楽しむ風流への道を歩くピアニスト

 

 

もとの記事@アメブロ

腑(ハラワタ)でわかる | おんがくの細道

 

 

==========

このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

★ピアノの先生/ブロガー/ユーチューバー/出版社/放送局などの方へ: このブログに記載されている内容を、レッスンや出版などの営利目的/非営利目的(レッスン等で使用・販売する教材、レッスンで教える内容、宣伝等のためのブログ記事での使用等を含む、営利目的につながる可能性のある使用)や非営利目的その他の目的のために、このブログの作者(原作者)であるtokyotoadへの事前の承諾なく無断で使用(複製・コピー・利用・転用・流用・編集・加工・出版・頒布・送信・アップロード・放送・発表等)することは、原作者の権利や人格を保護する著作権法に対する違反行為です。くれぐれもご注意ください。

↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。