ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ道楽の日々

ピアノで「きれいな音」を出すために考慮すべきこと(その①にもなっていませんが)

 

〇〇すべきこと!

 

な~んていう、「釣り」的なタイトルをつけましたけど、

インターネットが本格的に普及してからは、このテの「クリックを誘う釣りタイトル」は新聞雑誌各社のネット記事をはじめ一般的な常套手段ですからね。 

 

いやはや、昭和の頃と違って、なんとも品のカケラも無いレトリックの世になりました。

「タイトルは、一目で記事の内容がわかるように書く!」というのは、新聞の見出し以外は絶滅しましたね。

 

まあ、こちらも時代に合わせますから、こんな薄っぺらいタイトルをつけるんですけど、

 

ピアノ演奏における「キレイな音」って、いったいどういう音なんでしょうか?

 

このことについて、実はずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、思いをめぐらし続けていたのですが、

 

なんせ、音楽は文章を書くことでは上達しないので、最近は、文章よりも音楽そのものを探求していたわけです。

 

わたしは、音楽で表現することが趣味だから。

 

ええ、趣味ですよ。お金稼いでいませんからね。

 

ところで、

 

音楽でお金を稼ぐためには、その分野でお金を払ってもらえるレベルのスキルが有るのは当然の要件ですが、

それに加えて、自分がやりたい音楽よりもクライアント様がやりたい音楽の制作のお手伝いをすることです。

そうすれば、確実にお金を稼げます。クライアント様からの支払いを頂戴できますから。

 

もし、

自分の音楽表現だけで勝負して稼ぎたい人は、

自分の存在そのものを売る覚悟と意気込みと実行力がないと、

無理でしょうね。

いわゆる人気稼業に徹する覚悟と意気込みがないと。

 

つまり、

自分をハローキティーやミッキーマウスと同じ存在にして、

はじめてお金を頂戴できると思いますよ。 

 

ところが、人間というものは、自分のことは、なかなかわからないものですね。

せっかくお財布を開けて「あなたにお金を払いたい!」と思っている人たちの気持ちが

わからない、というか、気がつかないというか。

その業界の中にドップリつかってきた人には、わからないのかもしれませんね。

ああ、その行動が、その決断が、その言動が、

せっかくあなたにお金を払いたくてしょうがない人たちを、遠ざけてしまっているかもしれないのに。

そして、「残念だなぁ」と思うのは、

せっかく同業者の先輩たちから期待されているにもかかわらず、

「自分は自分のやりたい世界があるから」と、

同業者の先輩たちが差し伸べている手を振り切って

自分の道を追求していく人たちですね。

自分の道を追求してお金を稼いでいくこととは、

自分をアイドル化して、顧客(ファン)基盤の拡大と維持管理のために

自分の世界を追求するための時間以上の時間を割くことなのかもしれないのに。

自分一人で自己表現コンテンツ制作と、自分というアイドルのマネジメントを行うのは、たいへんな重労働だと思いますよ。

だから、マネジメント会社に所属して、自分というアイドルの管理は会社に任せて、自分はコンテンツの制作に注力する。

それができるぐらいの売上能力を持っていないと。

 

それが無理なら、今現在、自分に仕事を下さっているクライアント様からの仕事に専念したほうが、コスパがいいんじゃないかと。

自分がアイドル稼業ができないのであれば。

アイドル稼業とは、人たらし稼業です。

人気商売は、人たらし稼業です。

芸者や太鼓持ち稼業です。

人気商売をやりたいのなら、人から好かれないと。

歯の浮くようなヨイショや、おべんちゃらぐらいは平気で言えないと。

ファンの心をときめかせて夢を見させないと。

 

それから、

これはどんな仕事でもそうですが、自分が世に出るキッカケを作ってくれた会社なり集団なりの看板が、

自分の今までのキャリアの基盤を作ってくれているということを忘れると、

あっという間に世間から忘れられてしまうかもしれません。

会社員だったら、勤めている企業の名前がモノを言うんですね。

とくに、社会人になって初めて働いた会社が、重要になってくるわけです。

なぜかというと、著名な大企業に新卒入社した人たちは、そのこと自体が、その人が優秀な人材であることの証明になる上に、そこで社会人としての行儀作法をキッチリ仕込まれるため、社会人としての立ち居振る舞いがちゃんとしていることを、世間は知っているからです。

自営業の人なら、自分の事業の実績に加えて、ベンツのSクラスや3000万円の腕時計などによって、事業が成功していて羽振りが良いメッセージを視覚的に発信して、自分の看板を作るわけです。

nobody(ノーバディー)=あなた誰? では、世間は注目してくれません。

 

 

看板って、本当に、とてもとても大事なんですよ。

その人のキャリアの道筋に大きく影響するからです。

「自分一人でやってきたんだ!」と思っているかもしれないけれど、

看板があってこそ、人々は注目してくれているんです。

だから、職業人としてのスタートを切らせてくれた看板の価値を理解してくれている、長年のお得意さんたちを大切にすることが大切。既存顧客の維持が重要。だって、既存顧客は実際に今お金を払ってくれている人たちだから。

 

看板の価値を理解していて、長年それを追いかけている顧客の世代的な便宜を切り捨てて、若い世代に合わせても、新規顧客の開拓にはならないかもしれません。若い世代は若い世代の世界があり、彼らの世代のアイドルがいますから。

 

当事者が、そういう外の世界の気持ちを察知するのって、とてもむずかしいんでしょうね。

自分の世界の追求するあまり、長年ついてきてくれている顧客層に自ら背を向けてしまう。

自分と一緒に齢をとってきた長年のお客さんたちは、人生も落ち着いて、使えるお金を持っているのに。

 

ああ、人の世とは、世の中とは...。

 

 

いや、そんなことを書くつもりじゃなかったのよ、今回は!

 

今回は、よく「キレイな音で弾く」とか「奥行きのある音とは」なんていうピアノ関係のコンテンツ、ありますよね。

 

私は、このテの「ピアノでキレイな音を弾く」コンテンツを目にするたびに???????????と感じてきたので、そのことを書くつもりだったのですよ。

 

でも、書き始めたら、なんだか違う方向へ筆というかパソコンのキーボードが向かってしまったので、

本題は次回以降にしようと思います。

 

 

tokyotoad(とうきょうガマガエル)