ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

ジャズピアノをやってみたい私にとって、ためになった情報のまとめ(その①)

 

クラシックピアノは天動説、ジャズピアノは地動説 (その他雑感) - ピアノ方丈記

の記事に続いて、なんとなく書き始めます。

 

ピアノを再開してから9年になりました。

 

50歳を過ぎてからピアノを再開して以来、私は、ジャズピアノに代表される20世紀の洗練された音楽文法を使って、自分が弾きたい曲を即興演奏したり、作曲して自己表現したりするという、子どもの頃の夢に少しでも近づくことを目指していますが、今年に入ってから、ようやくギアがセカンドにはいったかなと感じています。 音楽にTOEICがあったら300点ぐらいかなって点数低すぎっ\(^o^)/!!←あ、これはね、「即興演奏」という、その人の本当の音楽の総合力のレベルのことですよ! ショパンやリストの楽譜を見て完璧に弾ける人でも、それらの再現演奏の能力は全くカウントせずに、何にも楽譜が無い状態で、自分の脳内の芸術の泉に自然に湧いてきた音楽を即興で弾くことができる、音楽の総合力のことですからね。くれぐれも誤解無きように。

ま、死ぬまで時間があるからね、来年も再来年も続けていきますよ。  

 

ちなみに、当初の私の人生計画では、60歳までは実社会で怒涛のごとく働いて少しでもおカネを稼いで貯金してから、60歳以降になってから、子どもの頃の音楽の夢を追求していこう! でしたが、40代の終わりに、「このままでは癌になるな」と思う症状が出てきたので、10年前倒しで隠居生活に入りました。 私が隠居生活に入れたのは、定収入の有る配偶者さんのおかげです。 配偶者さん、ありがとう! だから配偶者さんへの金銭的な厄介は最小限に抑えています。だから独学です。 ま、つまるところ、私も、世の殆どのピアノの先生の御身分である、「実質専業主婦/夫」または「パラサイトシングル」になれたわけです。 晴れて、実社会で今日も怒涛のごとく働いておられる真っ当な方々から見て、はるか劣った身分になりました!

 

かつて私もそうだったから、ここで、断固として言います。 スーパーのレジ打ちでも会社員でも建設現場作業でもビッグアーティストのコンサートツアーのサポート演奏でも何でも、実社会で、法人(←ここが大事よ!)のビジネス(=お金儲けのことですよ!)から雇われて/仕事を受注して、彼らのために自分の人生と労力を削って働いてお金を稼いでいる人たちだけが、この世における真っ当な人間です。 それ以外の、「好きなことで生きていく♪」な、自分の夢だけを追いかけてばかりの「夢追い人さん」たちのことを、「人間のクズ」といいます。 私は晴れて、「人間のクズ」になりました。 

 

ユーミン(=由美さん+正隆さん)を見てごらん。 ユーミンは世田谷区の名誉区民なんていう、土臭い(←世田谷耕せby爆風スランプ)、区限定のチッコイ存在では全然ありませんよ! ユーミンは、ユーミンに関わるレコード会社をはじめとする音楽業界の関係各位はおろか、半世紀の間、日本の経済に、たいへんな利益をもたらし続けてきました。 これが、真の堂々たる、日本の名士の所業です。 ユーミンの創作活動は「好きなことで生きていく♪」なんていうイカレポンチの次元では、到底ないよ! 「恋人がサンタクロース」で年末のクリスマス商戦を大いに盛り上げたり、「サーフ天国、スキー天国」で日本国内の観光レジャー産業を盛り立ててきたし、「中央フリーウェイ」や「星空の誘惑」でトヨタをはじめ国内自動車メーカーへの需要を喚起したり、などなど、日本の消費を焚きつけて日本経済を盛り立てる功績を残してきたでしょう? だから、アベの某さんとお友達だったとしても、その後もぜんぜんダメージを受けていないんですよ。 だって、日本経済さんの大恩人でいらっしゃるから。

ちなみに、「サーフ天国、スキー天国」や「ブリザード」や「雪だより」など、スキーリゾート定番の名曲を数多く世に出し、スキーリゾートでのコンサートを冬の苗場の風物詩にしてしまった松任谷由実さん御本人は、若い頃にスキーをしたことがない。 冬の苗場で毎年コンサートをするようになってから、はじめてスキーを体験した、という新聞か雑誌の記事を、昔読んだことがあるよ。 スキーウェア姿のユーミンがボーゲン(スキー初心者の滑り方)で滑っている写真が載っていたのを、いまでも覚えています。 この記事を読んだとき、私は「ユーミンは正真正銘の一流アーティストだ!」と思ったのでした。 10代の終わりに売れ始めて以降、仕事しかしてこなかったし、行ったこともないスキーリゾートの歌をヒットさせるって、正真正銘のプロでしょ! 

 

しかもね、高IQの本物の慶応ボーイ(=幼稚舎から)の正隆さんをして、由美さんの高い音楽性に舌を巻いて結婚した、その荒井由実さんはね、音大なんて出ていないよ。 由美さんは多摩美出身。 しかも、多摩美日本画科でしょ? 私ね、50代で人間のクズになってから、一時期、日本画を習ったことがあったんだよね。 理由は、ユーミン多摩美日本画を専攻していたから! 「ユーミン多摩美?カッコよすぎるよー!」って、子どもの頃から思っていたからね。 

ところがね、最近ウィキで、由美さんは多摩美日本画学科でも、染色の専攻だったことを知って、もうひれ伏しちゃったよ! そして、荒井由実さんは、ほんとうは、音大に行きたかったんじゃないかな?って、何となく思うようになりました。 だって、幼少のみぎりからクラシックピアノをお習いあそばした本物の慶応ボーイの松任谷正隆さんが舌を巻く音楽性を、10代の荒井由実さんは持っていたのだから、当然、音大に行って、もっともっと音楽を探求したかったんじゃないかな。 でも、由美さんが行ったのは美大で、日本画科の染色!染色!染色!染色!って、荒井由実さんの実家は?荒井呉服店でしょ!! だから、由美さんの多摩美日本画科染色専攻の学費は、荒井呉服店の家業のための人材育成の経費になるでしょ! つまり、荒井呉服店の事業の財務諸表に載せられるわけで、娘の趣味道楽の夢のためにイタズラにカネをドブに捨てる浪費にはならないでしょ? もしも、由美さんが、家業とはぜんぜん無関係の音大に行ったら、荒井呉服店で働く社員のみなさんや、呉服産業城下町の八王子の産業界は、一体どう思う? だから、さすが!八王子の名士、荒井家なんだよね。 ちなみに、由美さんの弟さんは当時の都銀に就職したと記憶しているよ。手堅いよねー!  これが、真の事業家の家系だ!と思うので、私はユーミンが大好きです。 

そして、由美さんは正隆さんと結婚して「松任谷由実(ユーミン)」という屋号を巨大な大看板にして、日本経済に多大な貢献をしてきた。 これが、お嬢様の最高の人生パターンです。 御令嬢っていうのはね、社会に出るまでは蝶よ花よ!で好き勝手し放題!なんだけど、そのあと、好き勝手にさせてもらった分は、ちゃんと社会にご奉公すべき宿命を負って生まれてくるんだよね。 よく、龍に人身御供に出されるお姫様の伝説があるでしょ? 「龍」とは「世の中」のことだと、私には思えるんだよ。 だから、真の御令嬢は、結婚などで社会に人身御供に出されるまでの娘の間は、せめて、蝶よ花よ!と好き勝手にやらせてあげないと、可哀そうでしょ? というわけでね、御令嬢に生まれてきたのに、社会に出てからも「私は好きなことだけして、好きなように生きていくの!」と自我を通してしまった御令嬢は、社会からソッポを向かれて、その社会に居場所を失ってしまうんだよね。  

 

話をもどして、

 

私が今までの音楽求道において、自分でそうだ!と思ったことや、ネットや動画でとても参考になったり、そのとおりだなぁ!と思った内容を、私の記憶のためにまとめておきます:  

 

ジャズピアノに代表される、20世紀以降の音楽を追求するために、個人的にそうだ!と思ったり、非常にためになった内容とは:

 

①クラシックピアノ訛りを完全除去する必要性:

ツェルニー和声(爆笑!)」=クラシック音楽で言うところの「三度堆積の三和音」は、ポップスやジャズを弾こうとする人の足を、ことごとく引っ張ります。 私は、「三度堆積の三和音」のことを「ツェルニー和声(爆笑!)」とか「だんご三兄弟」とか「みたらし団子」とか形容していますが、このね、「ドミソ、ドファラ、ドミソ、シレソ、ドミソ。ミソド、ファラド...(以下省略)」はねぇ、ほんとうにマズいよ。「ドミソシ」も同様だね(「ドミソシレ」も同様だけど、片手で押さえられる人は限られるからね)。 

このね、左手で「ドミソ(シ)」の和音をつい弾いてしまうクセを完全除去しないと、クラシック訛りがキッツ~い(クッセぇ~!!笑)、ポップスやジャズ(のつもりなんだってさ!←爆笑!)から、いつまでたっても脱却できない! 

と私は思ったので、実績ある実力派ジャズピアニストの西直樹さんのオンライン講座の音楽理論の初級と中級と、スタンダード曲を弾く講座を何コマか買って視ました。 西直樹さんのライブを何度か観に行ったことがあってスゴイなー!と思っていたので、私にとっては渡りに舟のオンライン講座で、熱心に視ました。(ちなみに、西直樹さんは、音楽理論書は、たまに読んで、へ~、そうなんだ~、と思うような使い方がいいんじゃないかと、つまり、「ピアノの実践在りきで培った音楽の総合力」をサポートする感じの使い方をするのがいいんじゃないか、みたいなことを話しておられたので、私も、そんなスタンスで視聴しました。超一流のプロの皆さんは、「頭でっかち」は役に立たないと、ちゃんとご存じなんですね。) 

そして、繰り返しますが、私は子どもの頃にクラシックピアノを12年間習わせてもらいましたが、ジャズピアノの音楽理論講座は「初級から」視ましたよ

つまり、「子どもの頃にクラシックピアノを習っていました(自慢)←笑」な人が、「トウの立った」大人になってからジャズなりフュージョンなりネオソウルなりポップスなり20世紀以降の音楽をやろうとする場合、あなたが誇る「幼少のみぎりに受けたクラシックピアノのお稽古という」輝かしい(笑)経歴(←子ども時代のアチーブメント(笑)は履歴書にも書けないんですけど!)は、ほとんど負債でしかありません!ていうことなんです。

「そんなことはデタラメです! ジャズもポップスも、西洋音楽が基本。西洋音楽の基本はクラシックです。だからクラシックピアノで基礎固めを!」

ってねぇ(苦笑失笑)、その「クラシックピアノで基礎固め」が、かれこれもう200年も前のツェルニー和声(大笑!)」で基礎固め!(恐怖!)されちゃうわけですよ! この基礎は、岩のように固いよ~! ツェルニー50番まで真面目に終えてしまった日には、もう岩盤のような「ツェルニー和声(爆笑!)」の基礎の中から「だんご三兄弟」和音しか頭から出てこない脳になってしまうと思うよ! 

これに加えて、リズム感(の無さ)!(←とっても面白いリズム感だねっ(笑いを押し殺してます...))を基礎固めされてしまいます。 だから、クラシックピアノ人が弾くジャズやポップスが噴飯ものの爆笑芸になっているんじゃないですか! だからね(下記②に続く)↓ 、

 

② ジャズピアノを習う場合は必ず!本物のジャズピアニストから習おう!: 

これはもう絶対にそうです! クラシックピアノ教師についでにジャズピアノも教わろうなんてケチくさいシミったれたことをしていると、クラシックピアノ訛りがキッツ~い(クッセぇ~からこっちに来んな!笑)、超面白い「これがジャズ?なんだってさ!へぇぇ~~~苦笑失笑爆笑!」を見事にマスターできるからです。 和声もそうですが、リズム感がこれまたトンでもなく爆笑もんです。 そういう、ジャズピアノの楽譜をガン見しながら(←「楽譜をガン見」って...笑笑笑)、ノーミスで(←神しか出来ない所業でビックリ!って、な~んだ、楽譜をなぞって弾いているだけなの?爆笑)、得意げに身体をピョコタンピョコタン弾ませながら(←見ていてとっても面白いよ!)、「オシャレにジャズっぽく(←苦笑失笑あー腹痛い...)」弾く、クラシックピアノ人さんたちの超面白い演奏に、ピアノ会でたまに出会うことができて、とっても面白く拝見しました。 これらを有難い反面教師にして、「私は絶対にこんな風にはならないぞ!」と、私は強く心に誓いました。 クラシックピアノ人さんたち、私の反面教師になってくれて、どうもありがとう! 

だから、私は、①で書いたように、確固たる実績の有るジャズピアストの西直樹さんのオンライン講座を買いました。 それに付いていたPDFの、西直樹さんによる、ジャズの基本的なテンションコードを使ったケイデンス(I[M6] - VI[dom7] - ii[m7] - V[dom7] - I[M7])のパターンを覚えようと練習し始めたのは、今やはるか遠いむかしのことですが、いまだに完全に覚えきれていません\(^o^)/! でも、「ツェルニー和声(大爆笑!)」に塩を撒いて脳内をお祓いするには、大変有効です。 そして、西直樹先生は動画の中で「何年かかってもいいから覚えよう」みたいにおっしゃっていました。 

 

もういちど書きますね、

 

③ 何年かかってもいいから、覚えられるまで続けた人に、音楽の神様は微笑む   

 

 ↑ ここまで書き(=吐き)出したらグッタリしたのと、今日はアコピを弾きたいから今日はここまで!   

 

つづき:

tokyotoad1.hatenablog.com

 

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