おんがくの彼岸(ひがん)

「出すぎた杭」の大人ピアノならではの自由と醍醐味(だいごみ)を楽しむtokyotoadのブログ

サン・ラ波羅蜜多

 

古いの記事のコピペ:

 

===20180224=======

 

クレイグ・テイボーンさんの動画を見ていたら、カルテットのライブのアンコールにサン・ラの「Love in Outer Space」を演奏していた。 クリス・デイビスさんとのピアノデュオライブでも、なんかフワフワしたキレイな曲弾いてるな~と思ったら「Love in Outer Space」だった。 サン・ラは、テイボーンさんにとって絶対的なヒーロー&インスピレーションの一人だそうだ。

 

サン・ラのことが、両氏の下記のトークに出てくる:

talking : 菊地成孔×大谷能生 ジョン・コルトレーンを語る

 

宇宙船に乗った、また乗れなかったミュージシャンたちのそれぞれの苦悩は、事情を知らない者が想像することはは不可能だが、

 

「Love in Outer Space」を聴いていると、運命的なこの世の苦しみの果てに、それから解き放たれた、うららかな幸福感が、心の岸辺に打ち寄せる波のようにヒタヒタと打ち寄せてくるような気がします。

 

般若心経を聞いているような心持ちもしてきた。 これは天上界の音楽なのか。人間の本能的な何かを揺り動かし、精神の愉悦にひたらせる魂がそうさせるのだろう。 音楽は人類が生まれたときから、ヒトが祈る行為と結びついている。 本当の音楽は、「品格」や「教養」という名の業(ごう)との葛藤を振り切って超越した果てに聞こえる、最も崇高な音なのだろう。 そこは、言葉を必要としない、ヒトが追放されてしまった、命の根源の世界。 『弓と禅』で「それ」と表現された境地。 合気道の「天の浮橋」もそうなのではと思う。

 

最も崇高なものは、一見その反対に見えるものだ。

 

上記の動画で菊地成孔氏が、笑えることは癒しであり救いであると語っている。 人に笑いを呼び起こす音楽とその演奏は、聴く人と演奏者の両方にとっての癒し&救いである。 人は幸せなときに笑う。 それは心に天国があるときだ。 笑いは聖なるものだ。 笑いを生む音楽こそが最も尊い

 

苦悩と練磨の果てに身につけたあらゆる技巧と知識を喜んで捨て去ることができた者だけが、音楽を通して人を笑わせることができるのだろう。

 

湯浅学氏の 『てなもんやSUN RA伝:音盤でたどる土星から来たジャズ偉人の歩み』を読みたいと思います。

 

 

もとの記事:

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