ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ道楽の日々

「クラシックピアノからジャズピアノ」とは「地動説から天動説」

 

以下は、20220213にアメブロに書いた記事:

 

「クラシックピアノからジャズピアノ」とは、

「地動説から天動説」に頭の中を大転換することだ、

と、ますます実感している。

 

よく、

「ジャズピアノをやるにも、基本はクラシックピアノですよ!」

と書いてたり言ってたりするコンテンツがあるが、

 

本当かな?

 

クラシックピアノで叩き込まれる内容が、

ジャズピアノに移行する際に

深刻な障害になっているのではないか?

 

前世紀の後半以降、プロの音楽業界で

演奏する行為でまっとうに稼げる仕事をするためには、

ジャズの理論は、必須だ。

実際に、

プロの音楽業界で生き残っているケンバン演奏家たちのマジョリティが

非クラシック出身者ではないだろうか。

クラシック出身のケンバン演奏家は、

作曲や編曲をこなせる人に限られるだろう。

幼少期から成人するまでクラシックピアノしかやってこなかった人たちのほとんどが、

子ども相手の「ピアノの先生」でお茶を濁している感がある。

大人の社会では通用しないから、

子ども相手にならざるを得ないのだろうし、

最初から子ども相手のピアノの先生が人生の目標だった人たちも多かろう。

 

音楽業界に限らず、

どんなお堅い業界であっても、

最初から低いキャリア目標設定でいる人たちは、

それだけ低スキルなので、

時代の変化の波を真っ先に受ける「労働力の調節弁」になってしまう。

音楽関連業界では、

プロの音楽業界という、音楽の頂点にいる人たちが、

老境に達したり、景気や社会情勢の変化によって、

プロ業界での輝かしい実績を引っ提げて

素人相手にピアノを教える業界に

パラシュート部隊のように天下ってくると、

真っ先にピアノ教育業界の調節弁にされてしまうのが、

子ども相手の市井のピアノの先生たちであろう。

 

 

tokyotoad=おんがくを楽しむピアニスト

 

もとの記事@アメブロ

「クラシックピアノからジャズピアノ」とは「地動説から天動説」 | おんがくの細道

 

 

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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。