以下は、20211123にアメブロに書いた記事:
独学でピアノ/ケンバンを追求している私のような人にとって、
ネットの動画やブログ/サイトから得られる膨大な情報は、
大きな助けである。
「ネットの世界は玉石混交で、アテになりませんよ!」
と言われる向きもあるかもしれないが、
何といっても、
規模のメリットを享受できることが、大きいのである。
こちらも人生を半世紀以上生きてきたので、
アフィリエイト系の劣悪なコンテンツや、
ライフハック的な薄っぺらなコンテンツや、
何十年も変わらない旧態依然とした教え方などを、
もっぱらスルーするぐらいの目は持っている。
いちばんタメになるのは、
① 一流のプロ本人がアップしたコンテンツ
② シリアスに求道を続ける素人がアップした渾身の体験談
③ 一流かどうかはわからないけれどプロがアップした、失敗談や苦労話
である。
とりわけ、
素人の渾身の体験談や、
プロの失敗談や苦労話ほど、
有益なものは無い。
「こうしましょう!」 「これは大切ですよ!」
って言われるよりも、
「これをマスターするのに苦しんだ」 「今振り返れば、ああしたほうが良かったと思う」
といった、具体的な体験談のほうが、
こちらにとっては心に刺さるのだ。
最も価値が有るのは、
プロの失敗談だ。 何故なら、
失敗談を平気で語れるプロは、
一流のプロだからだ。
二流三流の「自称プロ」は、
失敗談を公開できるほどの実力が無いからだ。
反対に、
いちばんスルーするのは、
「○○を知っていますか?」
という枕詞(まくらことば)で始まるもの。
たいがい、この枕詞で始まるコンテンツを書いている主(ぬし)は、
「あんた誰?」
な人であるケースがほぼ100%だ。 そして、
「んなこと、ネット上に星の数ほどある情報で、とっくの昔に知ってるよ!」
な内容を、もったいつけて「教えてやる」的な、
読む人が冷笑せざるを得ないような、
浅ましくもつまらないコンテンツと相場が決まっている。
tokyotoad = おんがくを楽しむピアニスト
もとの記事@アメブロ:
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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。
「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。
tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。
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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。
tokyotoad