ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

遅まきながら Zoom Q2n-4K を買った

 

遅ればせながら Zoom Q2n-4K を買った。 「Zoom」というので、「Zoom会議」や「Zoom飲み会」の「Zoom」と思ったら、アメリカのZoom社よりも、もっともっと昔から存在する、日本の会社だった。 コルグの社員の人が立ち上げた会社とのことで、音響関連の機器を作っている会社だそうだ、と、同社のサイトを見て知った。

 

今までは、ピアノを弾くときはいつも一般用ICレコーダーで録音していて、音質があまり良くなかった。 手持ちの、もはや古いiPhoneで録画しても、音質がいまイチだった。  

 

そこで、もはや古いiPhoneを買い替えようかとも思ったのだが、新しいiPhoneは値段が高いし、iPhoneで映画やドラマを視るわけでもないので、今持っているのをもうしばらく使い続けようと思った。 ちなみに、今回いろいろ調べていたら、ある「ピアノ教師」と名乗る人の動画で「iPhone11なんとか以降の機種は録画の音質も向上していて、自分のYouTube用ピアノ演奏動画を撮るのに使っている」と語られていた。

 

ネットで調べているうちに、録音の音質重視の音楽愛好家がよくZoom Q2n-4Kを使っているらしいことを知り、自分の用途に合っていると思ったので、買うことにしたが、

 

注文するまでにいろいろと調べなければならなかったので、時間がかかった。

その経緯を以下に記しておきたい ↓ 

 

いろいろな人たちの動画やブログや口コミレビューを読んでわかったのが: 

① Zoom Q2n-4K の商品をポチっただけでは、すぐには使えない

② 商品箱の中に入っているのは、カメラ本体と、カメラカバーと、レンズにつけるサンバイザーみたいなものと、単3乾電池2本。これらだけでは使えない



だから、使えるようにするためには、上記に加えて:

録画した動画を記録するためのマイクロSDカードを買う必要がある。 そして、

私の場合は、コンセントから電源を取りたいので、Zoom純正ACアダプターと、ACアダプターとカメラをつなぐUSBケーブルを買う必要があった:

 ( ↑ マイクロSDカードはもうカメラの中に入れてしまったから空っぽに写っている) 

 

★「マイクロSDカードは、XCタイプのものを買うと、長時間の録画を勝手に分割されて記録されることがないのでグッド!」と、ある人が動画で語っていた。 

★「マイクロSDカードは、4K画質で録画する場合は容量の大きいものが良いが、あまり容量が大きいものを買うと、録画をたくさん貯めがちになって、パソコンに転送する際にとても時間がかかるだろうから、ほどほどの容量のものが良いのではないか」と、ほかの人が動画で語っていた。 

★「容量の大きいマイクロSDカードを入れて使っていたら不具合が起きたので、今は32ギガのカードを入れている」と別の人がたしかブログに書いていた。 

★「マイクロSDカードをカメラに入れたら、カメラを使う前に必ず初期化すること!」と、カメラのマニュアルに書いてあった。 

 

USBケーブルについては:

★「Zoom社純正のACアダプターには、カメラにつなぐケーブルが付いていない」ということも、どなたかの動画やサイトで知ったので、エレコムUSB2.0ケーブル(micro-Bタイプ)も買った。

  これ→https://www.yodobashi.com/product/100000001004119231/ 

micro-BタイプのUSBケーブルとは、ケーブルの片方の先端が「USB(micro-B)オス」になっていて、もう片方の先端が「USB(A)オス」になっているケーブルのことだそうだ。

 

★そのケーブルの「USB(A)オス」をACアダプターのほうに差し込み、「USB(micro-B)オス」をカメラのほうに差し込んで、ACアダプターとカメラをつなぐ。 私の場合は、録画するときは、壁の電源コンセントから伸ばした延長コードに、カメラのACアダプターをつないで、電池無しでカメラを使っている。 コンセントが無い場所で長時間使いたい人は、Zoom社が別売りしているリチウム電池パックを買うようだ。 

カメラに録画した動画ファイルをパソコンに取り込むときは、ACアダプターからUSBケーブルを引き抜いてUSBケーブルだけにして、

[パソコン]---[USBケーブル(micro-Bタイプ)]---[カメラ本体]

というふうにつないでいる。カメラをUSBケーブルでパソコンにつなぐと電源も供給されると、マニュアルに書いてあった。 パソコンにつないでいる間もカメラに電池を入れずに使える。 

 

★そのほかに、小さいカメラ三脚と、「自由雲台」っていうのかな?カメラの角度を自由に変えられるパーツを買った:

 これら:https://www.yodobashi.com/product/100000001003872506/

     https://www.yodobashi.com/product/100000001003872507/

 

★こんな感じになった:

  ↑ 個人的には、スタンドと自由雲台も新規に買ってよかったと思う。 はじめは、スマホ用に持っていた安物の「ゴリラポッド三脚」の、スマホを挟む枠部分を取り外して、カメラの底のネジ穴に取り付けて使っていたのだが、安物でしかも古いから、脚がすぐ形を変えて安定しないし、カメラがすぐ下を向いてしまうし、しばらく使っていたら知らない間にネジが緩んで、すんでのところでカメラが落ちるところだった!(危ない危ない!) 今回新規に買ったKingのミニ三脚スタンド+自由雲台の組み合わせは、高さが低めなので安定感があり、机の上に置いてパソコンにつなげてデータを移すときに安心感がある。 また、カメラを机の上に直置きしなくてよくなるので、万が一マグカップを倒して飲み物を机にこぼしても安心だ。 雲台のカメラ取り付けネジはちゃんとしていて、カメラがしっかりと固定されているし、横に付いているネジを緩めてカメラの角度を調節した後に、ネジを閉めると、その角度でしっかり固定される。 私の場合、椅子の上にクッションを置いたその上にカメラをちょこんと乗っけて撮影するだけなので、安定感の有るミニ三脚+自由雲台をカメラに常時つけっぱなしにして使うのが、とても便利だ。 


★Zoom Q2n-4K の良いところは:

 ① 録音の音質が良い点だそうだ(録画機能をオフにして録音だけでも使用可能)。

 ② 広角で録画するので、練習スタジオやライブハウスなどでバンドメンバーを全員写せるという利点があるそうだ。 

 

★Zoom Q2n-4K のイマイチなとことは: 

 ① 録画の品質がイマイチらしい。Zoom社は音楽機器メーカーゆえに音重視ということだろう。 

 ② デジタルズーム(=光学ズームではない)ので、ズームすればするほど画質が粗くなるようだ。

 ③ 広角で録画するので、スタジオやライブハウスでのバンド演奏の録画に適している(バンドメンバー全員を画面に入れやすい)が、その反面、ソロピアノ演奏などソロ楽器演奏の録画にはいささか広角過ぎて、周囲の不要なものまで写り込んでしまう可能性がある(私の場合、部屋の中の雑多なものがいろいろ写り込んでしまって、録画を再生したときに、部屋の雑然ぶりを目の当たりにしてちょっと萎える。だが、演奏姿勢をチェックするぶんには問題ないというか部屋を片付けろよ自分!)。 上述②のように、ズームすればするほど画質が粗くなるし、かといってカメラをピアノにものすごく近づけて録画するとピアノの大音量の音割れの調節が厄介かもしれない。また、手元や腕だけの演奏動画を動画サイトにアップしたい場合は、別の動画編集ソフトを使って編集する必要があるだろう。Zoom社のサイトから無料でダウンロードできるHandyShareという動画編集ソフトを使ってできることは、動画の前後(時間)を切り取るトリミングと、最低限のマスタリングっぽいことの本当に最低限の真似事と、動画から静止画像を抽出することだけっぽい(私の場合は、このソフトを使って撮った動画の不要な前後の部分をカットしてファイルのサイズを減らしてからハードディスクに保存している)。 

 ④ 私のようなデジタル素人は、買うまでに、商品本体に加えて何を買う必要があるかを調べるのに時間がかかって、精神的にとても疲れた。より高額の Zoom Q8n-4K を買いたい人もいるのかもしれないし、ミラーレス一眼や、上位機種のスマホを好む人もいるだろうし、ひとつの物を買うときには精神パワーを使うね。 

 

今回の記事は、そんな私のような機械オンチの人の参考になるかなと思って書きました。 このカメラについて、たくさんの音楽好きさんたちが説明やレビューの動画を上げていたり、ブログに書いていたりして、それらを読んでとても参考になったので、私も何かの参考になればと思って書きました。 

 

とはいえ、希望する記録媒体の容量や電源供給の方法は人それぞれだと思うので、「商品だけポンと買ってすぐに使えたけど、自分的には要らないものもけっこう入っていて、それらにもおカネを払ったことになるなぁ...」と思うよりも、自分が望む使い方に合わせて周辺機材をカスタマイズできて、よかったかもしれないと思いました。

 

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