ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

ピアノと占い ①

 

最近、算命学のある占い師さんの動画を視たら、その占い師さんが、「五行」という、とても興味深い考えについて語っていて、過去に鑑定した人のお嬢さんの「五行」がたぶん「木性」でそのお嬢さんは音大でパーカッションを専攻したんだって。

 

算命学や四柱推命は「五行」という要素が基礎になっているそうだ。

 

「五行」とは、この世の自然界に存在する、水⇒木⇒火⇒土⇒金属 のことなんだってね。 アース・ウィンド・アンド・ファイアーをほうふつとさせるけど、とどのつまり、地球のどこで生まれても、人間は生き物。 地球と大気の要素のなかで生まれて進化した人間や植物&動物は、これらの要素から逃れられないのが、宿命だ。 

 

東洋思想の「五行」とは、水⇒木⇒火⇒土⇒金⇒水⇒木....と循環していくそうだ。つまり、 

水が木を育てて、

木が火の燃料になり、

火が燃えて灰になると土が生まれて、

土が固まると、金属になって、

金属が豊富にとれる鉱脈からは、澄んだ水が流れ出す。 

そして、澄んだ清らかな水を吸いあげて木が育つ....

という循環する関係になっているそうだ。

 

そして、宿命なるもの。「宿命」と聞くと、なんか「逃れられない!」みたいな運命的な悲壮感が漂うけど、 

 

はたしてそうかな?  

 

たとえば、算命学や四柱推命によると、私は「火性」の人とのことだ。 

 

「火性の人」にとって最も嬉しいのが、火が燃え続けるための燃料。

つまり、薪(まき)だ。 

薪(まき)は、木の枝を金属のノコギリで切って作る。 

 

つまり、私のような「火の人」には、薪の「木材」と、それを作るためのノコギリ「金属」が、自分の魂にとって、とっても有難いんだって! 

 

ここで、どうして私が子供の頃からピアノ(アコースティックピアノ)が好きなのか?を考えはじめたよ.... 

 

アコースティックピアノは木材と金属でできている。 

 

アコースティックピアノという楽器は、材木を切って作った大きい木箱やアクション部分といった木材のパーツと、金属で作られたハープが組み合わさってできている楽器だ! 

 

「ウールつまり羊毛も使われているだろうが!」 という声が聞こえてきそうだが、 羊毛といった動物性のものは、木つまり植物に含まれているのだ。 

どうして? 

だってさ、羊は草を食べて生きているでしょ? だから羊毛のおおもとは草(植物)なんだ。 この世の動物は、この世に生えている植物を食べて生きている。 この世の生きとし生けるもの基本は、植物なんだよ! だから生態学では植物のことを「第一次生産者(primary producer)」っていうんだ。

植物あっての動物。つまり、動物は、植物の中に含まれているんだよ。

 

さて、私のような「火性」の人は、燃料としての木つまり植物にDNAレベルで魅了されるんだろうね。

 

そして、火の燃料になる薪をつくるためには、ノコギリつまり金属が必要なんだ! 

 

だから、生来「火性」の私は、材木をふんだんに使った箱の中に金属をふんだんに使ったハープが入っている、アコースティックピアノという楽器に、DNAレベルで惹かれるのかもしれない!

 

と思ってしまったのですよ! 

 

「水が木を生み、木が火を生み、火が土を生み、土が金を生み、金が水を生み、そして水が木を生み...」

「水⇒木⇒火⇒土⇒金⇒水⇒木...」とつながっていく。

 

じゃあ、

 

サックスやフルートなどの金管楽器を演奏するのが好きな人は、

水の要素をたくさん持っている「水性」の人で、しかも「金性」が乏しい人なのかもしれない、と想像できるかも。

「金」は「水」を生む。土が高純度に凝縮された金属の鉱脈から湧き出す水は、限りなく澄んでいる。 澄んだきれいな水は、金属から生まれるんだ。 それにさ、金属が冷えるとさ、金属の表面に水滴ができる。 だから、「水性」の人がDNAレベルで惹かれるのは、清らかで澄み切った自分の魂を生み出してくれる、つまり、自分に清らかでクリアーなパワーを与えてくれる「金性のもの」。 だから、「水性の人」は、ブラス系の楽器(金管楽器)を吹きたくなるのかもしれないよ。

 

じゃあ、三味線やヴァイオリンやギターを弾く人はどうかというと、これらの楽器は「木性」の楽器だよね。ということは、「DNAレベルで木に親和性が有る人」なのかもしれないね。 とはいっても、「アコースティックピアノですか!?いや~自分にはアコピの木材は多すぎます。もともと自分はじゅうぶんな木性を持って生まれてきているので、そんなに大量の材木は要りませんし、ノコギリ(金属)も要りません。自分は少量の木があるだけでとっても幸せなんですよ!」な人なのかもしれない。つまり、自分の分身のような小型の木性楽器を介して、自分の本性である「木性」をフルに表現したい人なのかもしれない。 

 

打楽器の人はというと、鼓や太鼓といった伝統的な小型打楽器やパーカッション(高音打楽器)を弾きたい人は、小型の木製楽器と同じく木性(木と動物の皮革)の要素を持っている人かもしれない。 これに対して、低音打楽器のドラムを弾きたい人は、基本「金属性の人」で、しかも自分(金属)を生み出してくれる「土」が足りていない人なのかもしれない。 打楽器の音は、足で地面を踏み鳴らす音ともいえる。 打楽器を打ち鳴らすことで、自分に足りていない土(地面)の存在を確認して安心を得ようとしているのかもしれない。 

 

私がドラムなどの打楽器を「絶対にやってみたい!」とまでは今ひとつ思えないのは、「火性」の私にとって、地面である「土」は「自分(火)が燃えた後に、結果としてできる物質」だからなのかもしれない。 まずは第一に自分の魂の食べ物になる燃料(木材)に惹かれるのが生き物の性(さが)だろうからね。 それに、私は基本「火性」だけど「土」もじゅうぶん持っているから、これ以上「土」を欲しいとは思わないのかもしれないしね。

 

かたや、「打楽器奏者の人は、基本「金属の人」なので、すでに自分がじゅうぶんに持っている金属でできている金管楽器には、もしかするとあまり興味が沸かないかもしれないかな?」なんて想像してみたりする。

 

私は「火性の人」だから、燃料となる薪(木)がふんだんにあって、それを切り出してくれるノコギリ(金属)が組み合わさった、材木+ノコギリのドデカイ集合体であるアコースティックピアノという楽器に、子供の頃から惹かれて続けているのかもしれない。私にとってアコースティックピアノは、エネルギーをふんだんにチャージしてくれる、自分の魂を安心させてくれる楽器なのかもしれない。

 

じゃあ、同じケンバン楽器でも、ケンバン付きのシンセサイザーはどうだろう? 

 

ケンバン付きシンセサイザーは、プラスチック(火性)と少量の金属からできている。 ということはさ、

シンセに魅了される人は、生まれながらに「火性」が少ない人なのかもしれない。 もちろん、石油や石炭の元は「木の化石」だ。 でも、それが幾星霜の年月を経て、極度に可燃性の石油や石炭に変化したものだから、生まれながらに「火性」が少ない人は、「ケンバン楽器は好きだけど、アコピ(材木+金属)なんていう、「これから薪から火を起こしてトロトロ燃やして灰を作ります」みたいなマドロッコシイ楽器よりも、自分は今すぐにシンセ(火)が欲しい!」な人、つまり、今まさにごうごうと燃えている「火」からどんどん灰ができることで自分(土)をどんどん生み出してくれるのを欲する「土性の人」なのかもしれない。 

 

そう考えると、楽器の種類の好みって、なんかさ、自分が生まれ持ったDNAレベルのすざまじい特性に大きく影響されているんじゃないかなって思えてくる。 

 

つまりね、私が言いたいのは、「楽器の王様といえばピアノです!だから、ピアノ以外の楽器は、簡単で格の低い楽器なのであーる!」って大言壮語を吐くお偉方たちの心の底にある、実は最も低俗で卑屈な貧乏人根性を、世の中の善良な人たちは、眉唾(マユツバ)であしらう必要があるかもしれないってこと。 

 

私の場合は、小学校の間はアコースティックピアノ(材木+金属)をやっていて、中学に入るときに、「器楽部に入りたいなー!入ったら、どの楽器をやろうかなー?ヴァイオリンかトランペットをやりたいなー!」と思ってさ、中学に入学したらさ、その中学には器楽部が無かったんだよ! その中学にあったのは、ガチクラシックピアノ伴奏の声楽系の「音楽部」だったんだよ........。で、私は、「音楽部」に入らずに、「帰宅部」は許されていなかったから、いちばん活動時間が短い文化部に申し訳程度に入って、すぐ家に帰ってから家のピアノで歌謡曲やテレビまんがの主題歌を弾きまくっていたんだよ。 

 

つまりね、自分が燃焼できるために「材木+ノコギリ(金属)」が必要な「火性」の私にとって、「金性のブラス」や「木性だけの弦楽器」は、自分が求めても、どこまでも無縁で、結局のところ、家のアコピという「材木+ノコギリ(金属)」がいつも私のそばにいてくれたんだ!と思ったのだ。

 

だからなのか、今も、サックス奏者やヴァイオリニストのバンド演奏や音源を買ってとても楽しんで聞くけど、自分が演奏したいのは、やっぱり、ふんだんに木材が使われていて、しかも木を切るドデカイ金属(ハープ部分)が格納されている、アコピという「たくさんの材木とデッカいノコギリ」がいちばん好きで、弾いているとなんだかわからないけどDNAレベルから湧き上がるように「燃えてくる!」んだよね。私が自分のアコピを弾いている様(さま)は、きっととても「幸せな炎」なんだよ、きっと。

 

それから、大人になってから、三味線を弾く人から話を聞いて、「私みたいなガサツな人間には三味線は無理だー!」って思ったんだよね。 今でもいつか三味線をやってみたいとおもっているけど、あんなに繊細な楽器をこんな私が管理できるはずがないよ!って思う。 三味線に比べたら、大型楽器でしかもチューニングを調律師さんにお願いできるアコースティックピアノは、ガサツでモノグサな私にはピッタリなんだよ。 「炎の私」がガンガン叩き鳴らしながら「燃~えろよ燃えろ~よ~炎よ燃~え~ろ~」と燃えられる薪をふんだんに供給してくれる木材のデッカイ箱に、ノコギリが何個も作れるほどの量の金属が入っているアコピという楽器は、私にとって「薪も、それを切り出すノコギリの材料も、たくさんあってうれしー!」という、私の魂にとって大きな安心感を与えてくれる楽器なのだろう。

 

だからね、私が声を大にして言いたいのは、

楽器に貴賤は全く無い!ということなんだ! 

 

そんなクソツマラナイ、ヒエラルキーよりもね、人が人として、生き物として、自分に足りないものをまるで補充するかのように、自分の魂に根源的なエネルギーを与えてくれて、本来の自分を生み出してくれる楽器に、人は、DNAレベルで無性に惹かれるのかもしれない。

 

ところが、アコースティックピアノ演奏家や愛好家のなかには、「アコースティックピアノがいちばん高級で偉い!」と杓子定規に思い込んでいる浅はかな連中がいがちだと、私は感じてきた。 

 

音楽ってそんな上っ面のものなんだろうか!? 

 

アコピが好きで弾いている人たちは、単に、生まれついた自分の魂が燃焼するのに必要な「材木と金属」が無性に欲しくてアコピに無性に惹かれているだけなのかもしれない。

 

私は、占いのオカルト的な側面を信じる気はないけど、占いが「ピアノ=あらゆる楽器のなかでいちばん偉い!」という、吐き気をもよおすような閉鎖的で時代遅れの考え方を改める突破口になるのであれば、占いは大いに価値があるものだと思う。

 

って、発作的に書いてきたけど、早くもここから追記: 

 

水⇒木(水を吸って木(植物→動物)が育つ) 

木⇒火(木を薪にして火が燃える) 

火⇒土(木+火⇒灰ができて土になる)

土⇒金(土が固まると鉱石(金)ができる)

金⇒水(金の表面が結露して水滴ができる、または、鉱山から浄水が湧き出る) 

 を踏まえて、

 

 ↓ 以下は私の勝手な想像です ↓: 

①木性の人: 自分の魂(木)を直(ちょく)に響かせられる小型の木性楽器(三味線・ヴァイオリン・アコースティックギターウクレレ・尺八など)やパーカッション(高音打楽器)に興味があるのでは? 木がいつも生き生きとしているために、無意識に水を欲している(=水の要素を持っていない)人かも? 

②火性の人: 自分の魂がよく燃えるように、薪(木)と、薪を切り出すノコギリ(金)を欲するので、アコースティックピアノ(木材+金属)に惹かれるのでは。 それに、アコピは、ダンパーペダルの使用もあいまって、炎のように不安定でゆらめく音がする。 だからなのか、私はアコピを弾いている時、とても落ち着いて幸せな気分になるんだよ。 それから、【木材+金属】の組み合わせでできている小型楽器に惹かれるかもね。 図らずも私はカリンバとタンバリンを持っているけど、どっちも【木材+金属】の楽器だった!(海外旅行で買った、木枠に動物の革を張った団扇太鼓(うちわだいこ)も持っているけど、乾燥のせいか太鼓の革が破れちゃった...。【有機物(オーガニック)素材】オンリーじゃなくて【+金属】の楽器が私には縁があるのかなぁ?なんてね!)  

③土性の人: 土(灰)を生んでくれる火を欲するため、シンセサイザーや電子ケンバン楽器やエレキギターといった電気駆動の楽器に惹かれるのでは? 発電のメインは今も火力だし、原子力や太陽光や地熱も「火」の要素といえる。  シンセやステージピアノの躯体はプラスチックといった石油系の樹脂(火)でできている。 算命学における「火」には最先端の流行や先端技術という意味もあるそうなので、「土性の人」は音楽の最先端の電子楽器(火)に惹かれるのかも? 加えて、算命学によると「火」には「IT技術」という意味もあるそうだ。電子楽器は、パソコン(DTM)やサンプリング音源と切り離せないから、「土性の人」にとってはたまらない「火」の要素だ。 電気駆動の楽器の音といえば、大地のように安定した、どこまでも減衰しない音(オルガン音)だ(アコースティックピアノの、減衰が速くて、サステインペダル使いでも炎のようにゆらゆらした不安定な音とは、対照的だ)。 

④金性の人: 自分(金属)を生じてくれる土、つまり大地の音を無意識に渇望し、それを聴きたくてドラム(低音打楽器)に惹かれるのでは? バスドラムやシンバルといった、地響きや地鳴りや鉱物のぶつかる音を再現するかのような音に囲まれていると、大地のゆりかごに守られているように感じて魂が安らぐのかもしれない。 

⑤水性の人:清らかな水性の魂を生じてくれる金(金属)製の楽器、つまり金管楽器に惹かれるのではなかろうか。 サックスやフルートといった金管楽器に触っているだけで、クリアーで浄化された気持ちになれるのかもしれない。

 

私の知り合いの、「子供の頃にアコースティックピアノを習って長続きしなかったけど、もう一度楽器を始めるならフルート(金管楽器)をやりたい」って言う人が「水性の人」だったんだよ! もうウケまくった! 

そして「火性の人」の私は、アコピのサステインペダル使いの(炎のように)ゆらめく音が何といっても落ち着くんだよね! しかも、私にとって算命学の「守護神」なる要素がさ、「木」と「金」なんだってさ! だから私はアコピが好きなんだー!って、もう笑っちゃったよ!

 

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