ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

クラシック音楽における即興演奏

 

以下は、20211106にアメブロに書いた記事:

 

昨日書いた:

クラシックピアノにおける「音楽は言語である」の罠

 

の続きというわけではないが、

 

何年か前にこのブログで、

クラシック音楽における即興演奏

についてアメリカの事例をちょっと書いたら、

その直後から

「うちのピアノ教室ではお子さんにクラシックの即興演奏を教えています!」

と宣伝するピアノ教師たちのブログ記事が沸いたことがあったので、

クラシック音楽の即興演奏について何も知らないばかりか、自分で調べる努力すらしないで、

軽々しく宣伝材料に使う人たちがいるのか!?とびっくりして、

私の記事がネタ元だとしたら、軽々しく誤解する教師たちによって、

生徒さんたちがとんだ災難を被るぞ!と思ったので、記事を削除したことがあった。

 

私が知っている情報は、クラシック音楽の即興演奏を探求するアメリカの大学の音楽科の教授たちがアップしている動画だけなのだが、

 

クラシック音楽の即興演奏は、ビバップの即興演奏と同じ、

という印象を私は持った。 しかも、

クラシック音楽は、歴史が長い分だけ、

縛りが細分化されているだろうから、

軽いノリでおいそれとできるような代物ではないと思った。

 

はっきりしているのは、

クラシックピアノだけを長年やってきたから、といって

クラシックピアノの先生だから、といって

クラシックピアニストだから、といって

簡単にできるものではない、ということである。

ましてや、

年端の行かぬ子どもに教えるようなものではない、というものである。

 

もうひとつ、

クラシック音楽の即興演奏ができたとしても、

作品の中にそれを遂行できる場が無ければ、

習得してもあまり意味が無いものかもしれない、と感じる。

楽譜の再現演奏オンリーで、作曲をしないのであれば、

無用なのかもしれない。

 

 

tokyotoad = おんがくを楽しむピアニスト

 

もとの記事@アメブロ

クラシック音楽における即興演奏 | おんがくの細道

 

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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。

「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。

tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。

 

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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。

 

tokyotoad