ピアノ方丈記

音楽の彼岸にて【指の健康寿命を気遣いながら!】シニアのピアノ一人遊びの日々

大御所ハービー・ハンコックの言葉

 

古いブログに書いた記事です:

 

===20180421=====

動画をいろいろ見ていたら、動画が始まるまえに、「マスタークラス」というオンライン講座のCMが出るようになりました。講師の一人、大御所ハービー・ハンコックのCMです。

 

ほとんどのCMはウザすぎるのでスっ飛ばせるタイミングですぐにスっ飛ばしますが、大御所ハービーのCMだけは、フルでガチで食い入るように見てしまいます(しかも字幕がついているのでよいね!)。

 

たまにクリックを間違えて不本意にもスっ飛ばしてしまって「チッ」と思ってしまい、今度はどの動画でこのCMにめぐり会えるんだろう?と、動画よりも大御所ハービーのCMのほうが目当てになっていたところ、

 

そのCM自体の動画が単独でアップされていることを知り、すかさずお気に入りにコピペしたよ!

 

大御所ハービーの言葉が含蓄がありすぎて感動的です。だからでしょう、オンライン講座のトレイラ―CMの動画にもかかわらず、現時点で400万ビューを超えています。

 

それがこれです(↓)

Herbie Hancock Teaches Jazz | Official Trailer

 

このなかで大御所ハービーが語る言葉の抜粋です:

 

音楽は人生の物語、心の物語だ。

誰も「C#メイジャー#11」を聴きたいとは思わない。テクニカルな要素は音楽ではない。クラフト(技巧)だ。心が欠けている音楽は、何の意味もない。

 

マイルス・デイビスのバンドにいたとき、私は技術的に誤ったコードを弾いてしまった。「すべてを台無しにしてしまった!」と思ったが、マイルスがいくつかの音を吹いて、私の弾いたコードを正しい響きにしてくれた。

私は自分が弾いた音に審判を下したが、マイルスは違った。ジャズミュージシャンは皆、そのようにあるべきだ。

 

若き天才ピアニスト(といっても優秀な頭脳と大変な努力があってこその)ハービーの痛恨のミスを瞬時に拾って、無かったこと以上に料理して、逆に生かしてしまう。帝王マイルス・デイビスが帝王と呼ばれる所以(ゆえん)なんだなぁと思いました。

 

(クレイグ・テイボーンさんがインタビューの中で「ハービー」と言っていたので、マネしてみました。そうだよね、どんなに偉大な人でも英語ではファーストネームで呼ぶんだもんね。リスペクトにあふれたファーストネーム呼びだね!)

 

 

古いブログの記事:

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