以下は、20211112にアメブロに書いた記事:
先日の記事:
に関連することだが、
いつか弾いてみたい... と夢見る曲があるのなら、
一刻も早く弾き始めた方が良い! と心底思う。
私の場合は、
50代後半になってから、物覚えが悪くなると同時に、
物忘れやうっかりミスが格段に増えている。
生活面でそうなのだから、
楽器演奏も当然そうなる。
曲を覚えるのが遅くなったし、
覚えてもすぐに忘れて、
どうしてなのか全くわからないのだが、
頭の中が一瞬真っ白になった途端に指があり得ないキーを押して、おもしろい音を鳴らすことが多くなってきた。
これが、老化なのかもしれない...。
と、ひしひしと感じる。
だから、もはや遠回りをしている余裕はなくなってきた。
弾きたい曲をどんどん弾いていかなければ、
人生時間切れになってしまう!
「夢にまで見たあの曲を始める前に、まずは、もっと簡単なこの曲で練習してから」
なんて用意周到なことをしていたら、
その、「もっと簡単なこの曲」に手こずっているうちに、
「夢にまで見たあの曲」を覚えようとする頃には、脳がもうろうとして自分すら認識できなくなっているかもしれない。
私にとって幸運だったのは、
そう思ったわけではないのだが、
夢にまでみたあの曲この曲を弾く音楽的な知識が乏しいにもかかわらず、
ピアノを再開した当初から、
トランスクリプション譜を弾いたり、自分にとっては複雑過ぎるコード進行を覚えたりと、果敢に挑んでいたことだ。
我ながら無謀と思いながらだったが、
今になって、あの時に弾き始めておいてよかった~! と心底思う。
自分にとっては複雑過ぎるコード進行の曲は、とりあえずコード進行が脳に定着した。 今後忘れてしまう可能性もあるが、いちど海馬に刻まれたので、ブランクをおかないように弾き続ければ、忘れることはないだろう。
今から始めたら、今と同じぐらいに覚えられるかどうか、皆目わからない。
老化が始まってから
クラシックピアノを始めた人は、
最悪の場合、
夢にまで見たショパンを弾く前に、
「基礎から始めましょう!」なんて言われて、
老化でなかなか覚えられない
覚えてもすぐ忘れる
脳と指の神経連携の劣化
身体機能の低下 などの
「負のシナジー xxxx...」によって
なかなかマル(合格)をもらえず、立往生しているあいだに、
自分が往生してしまう可能性がある...
私はクラシックを弾くことはほとんど無いが、
これからは、より一層、弾きたい曲のコードをとったりトランスクライブしたりして、
自分が往生しないうちに果敢にどんどん弾いていこうと思う。
tokyotoad = おんがくを楽しむピアニスト
もとの記事@アメブロ:
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このブログ「おんがくの彼岸(ひがん)」は、私 tokyotoad が、中学卒業時に家の経済的な事情で諦めた「自分の思いのままに自由自在に音楽を表現する」という夢の追求を、35年ぶりに再開して、独学で試行錯誤をつづけて、なんとかそのスタート地点に立つまでの過程で考えたことや感じたことを記録したものです。
「おんがくの彼岸(ひがん)」というタイトルは、「人間が叡智を結集して追求したその果てに有る、どのジャンルにも属さないと同時に、あらゆるジャンルでもある、最も進化した究極の音楽が鳴っている場所」、という意味でつけました。 そして、最も進化した究極の音楽が鳴っているその場所には、無音静寂の中に自然界の音(ホワイトノイズ)だけが鳴っているのではないか?と感じます(ジョン・ケイジはそれを表現しようとしたのではなかろうか?)。 西洋クラシック音楽を含めた民族音楽から20世紀の音楽やノイズなどの実験音楽まで、地上のあらゆるジャンルの音楽を一度にすべて鳴らしたら、すべての音の波長が互いにオフセットされるのではないか? 人間が鳴らした音がすべてキャンセルされて無音静寂になったところに、波の音や風の音や虫や鳥や動物の鳴き声が混ざり合いキャンセルされた、花鳥風月のホワイトノイズだけが響いている。 そのとき、前頭葉の理論や方法論で塗り固められた音楽から解き放たれた人間は、自分の身の中のひとつひとつの細胞の原子の振動が起こす生命の波長に、静かに耳を傾けて、自分の存在の原点であり、自分にとって最も大切な音楽である、命の響きを、全身全霊で感じる。 そして、その衝動を感じるままに声をあげ、手を叩き、地面を踏み鳴らし、全身を楽器にして踊る。 そばに落ちていた木の棒を拾い上げて傍らの岩を叩き、ここに、新たな音楽の彼岸(無音静寂)への人間の旅が始まる。
tokyotoadのtoadはガマガエル(ヒキガエル)のことです。昔から東京の都心や郊外に住んでいる、動作がのろくてぎこちない、不器用で地味な動物ですが、ひとたび大きく成長すると、冷やかしにかみついたネコが目を回すほどの、変な毒というかガマの油を皮膚に持っているみたいです。
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↑ 不本意にもこんな野暮なことを書かなければならないのは、過去にちまたのピアノの先生方に、この記事の内容をパクったブログ記事を挙げられたことが何度かあったからです。 トホホ...。ピアノの先生さんたちよ、ちったぁ「品格」ってぇもんをお持ちなさいよ...。
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